足元で金融危機不安が急速に高まっています。3月8日のシルバーゲートキャピタル破綻に始まり、10日にはシリコンバレー銀行破綻、12日にはシグネチャー銀行破綻、16日にはファーストリパブリック銀行支援、19日にはUBSによるクレディ・スイス救済買収が起こりました。特にクレディ・スイスはのG-SIBs（大きすぎて潰せない世界的な金融機関30行）の一角であり、ライバルのUBSに買収されたのは大きな驚きでした。しかし、この救済買収によってクレディ・スイスのAT1債（永久劣後債/CoCo債）2兆2000億円分は、一夜にして無価値になってしまいました。このような状況なので、今どのような投資戦略を取れば良いか迷っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、足元の金融危機不安を改めて整理するとともに、今買うべきものと買ってはいけないものを紹介していきます。
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